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夢と要求持ちよって大きな大会にしましょう

 地本に結集している約1,000人の青年のみなさんお元気ですか?職場などでの矛盾や不満に独りで悩んでいませんか?
 全ての青年の「よりどころ」となるべく、大阪地本に青年部が誕生します。青年部準備会では、去年の7月から準備を重ね、5月19日(日)に「結成大会と記念講演の集い」を行います。青年による手作りの大会です。みんなの日々のいろんな要求・不満・本音など何でもいいので、持ちより語り合いましょう。  

 午後からは、全日空スチュワーデス尾崎恵子さんの記念講演を予定しています。「スチュワーデスという仕事・労働組合との出会い」など新鮮で感動的な話です。特に女性労働者のみなさんには聞いて頂きたい内容です。

 5月19日午前9時半から地本で行います。みなさんの参加をお待ちしています。

大阪地本青年部結成大会
とき:5月19日(日)  9:30〜
ところ:大阪地本横
国労南近畿会館3F会議室







1.大阪地本青年部とは

 大阪地本青年部とは福祉保育労大阪地本に加盟する30歳未満の青年労働者で結成していきます。青年部の構成員は、各支部(市内・北摂・北河内・東部・堺・河南・阪南の7支部)と各分会・職場班の代表者(いずれも複数可)であり、毎月第2金曜日に定例会議を行ないます。
 現在大阪地本には、分会に約___人の青年(30歳未満の組合員)がいます。
 そこで大阪地方本部に青年部を設置し、以下のことを目指していきます。

全ての青年労働者のよりどころとして

 職場の中での矛盾や不満に独りで悩み・苦しむ青年が出ないよう、すべての青年に呼びかけ、青年ならではの要求を組織し、多くの仲間達と協カして要求実現を目指していきます。職場や支部・分会を超えて広く大きな仲間を作り、青年の要求や地本の方針を青年の立場から具体化し、自主性と団結をもとに様々な活動に取り組んでいきます。そのために交流・学習・機関紙担当を置き、具体化を図ります。
 大阪地本の大半を担う青年部の再結成は、今の情勢を切り開くうえでも大きな期待が寄せられています。

2.福祉・青年労働者を取り巻く情勢

 今の日本社会で、青年労働者は本当に厳しい状況に追い込まれています。就職難や青年層の失業の急増、不安定なアルパイト生活・・・。未来を担う青年たちが生きがいを持てる仕事を求めながら、厳しい現実に直面しています。

 青年の失業率は10%を超え、金世代平均(5.6%〉の約2倍となっています。新卒の就職率は、この10年で大卒80%から55.8%ヘ、高卒で35.2%から18.5%へと激しく落ち込みました。若い人たちにとって、今の日本は「働きたくても働けない社会」ではないでしようか。
 すでに社会に出ている青年はどうでしょうか。定職につけず、アルバイトやパートでくらしをつなぐフリーターは10年前の2倍、150万人に増え、働く若者(15〜24歳)の5人に1人がフリーターです。この青年たちの65%が、不安定な状態から抜け出して「定職につきたい」と望んでいます。(リクルートリサーチ社調査)。平均月収はわずか12万円。現在、青年の単身世帯の月平均支出額が20万2500円ですから、「フリーターで自立」はとても無理です。不安定な「派遣社員」の青年も20万人を超えています。

 まじめに働く青年から不満や不安が出てきます。サービス残業や低賃金、さらに老後のことまで怒りはたくさんあります。残業・サービス残業が横行して、仕事の疲れを翌日まで持ち越したり、精神的にも肉体的にも慢性的に疲れている青年労働者が多数にのぼっています。賃金・一時金に対する不満と将来展望への不安も大きく、相次ぐリストラや倒産に対しても危機感を持っています。その上年金制度改悪による老後の不安・・・。今こそ青年が安心して働ける社会にしていく必要があるのではないでしょうか。

 私たち福祉労働者にとっても、非常に厳しい状況を迎えようとしています。大阪府の公私間格差是正制度の改悪に代表されるように、民間福祉労働者にしわよせをせまっています。長時間過密労働や貫金の据え置き・引き下げ、さらに非常勤・パートなど不安定雇用労働者の急増など・・・。現場の職員は追い詰められ、くたくたになり、ゆっくり利用者の人たちと関わる事もできない、要求に応えることができない・・・、このように自己嫌悪に陥ってしまいます。就職した時には夢や理想を持っていたのに・・・。このままでは、福祉労働が魅力のないものになってしまいます。相談できる人もなく、1人で悩んでいても、このような現状を変えることはできせん。しかし、私たち青年労働者がカを合わせれば、変えることができます。現場で働く私たちが力を合わせていくことが、必要不可欠なのです。

 劣悪な労働条件を改善し、利用者の要求を実現するためにも、みんなでカを合わせて運動を進めましょう。

3.青年の要求を実現するために

 現状を改善していくためには、私たち青年労働者の力をひとつにしていくことが何よりも大切です。そのための具体的な方法として以下のような各担当を置き、取り組みを進めていきます。

1.交流担当

 ストレス発散!リフレッシュ!誰でも気軽に参加できる取り組みを計画します。新入組合員歓迎会に、忘年会・新年会、ポーリング大会やアウトドアなどの取り組みをとおして交流を深めていきます。

2.学習担当

 現在の私たちを取り巻く情勢や、仕事をしていく中で生まれる矛盾や疑問を解決する糸口を、学習をとおして見つけていきます。職場の中では疑問に思っていても、聞きにくいことや言いにくいことを、青年同士の中で学習し、解決していきましょう。

3.機関紙担当

「地本青年部って何をしているんだろう?」という疑問や青年部が取り組んでいることを、知ってもらうためにニュースを作っていきます。そのニュースをとおして多くの青年に興味・関心を持ってもらい、地本青年部の強化、拡大を日指します。

 まずは、これらを軸として青年部の組織化をはかります。

 まだ大阪地本青年部は、産声を上げたばかりです。大きく元気に育っていくために、みんなでカを合わせていきましょう。